【切迫早産】自宅安静で乗り切った。2人目妊娠中の記録

妊娠・出産

「子宮口が開いてきたら産まれちゃうからね、安静にね」

そう言われた日から私たち家族の生活は一変しました。

妊娠34週のある日、「切迫早産」と診断されて自宅でほぼ寝たきりの生活に。お手洗いや食事など、最低限の行動以外はすべて“安静”が必要になりました。

・上の子の保育園送迎や日々の育児はどうすればいいの?
・「安静」ってどこまで?具体的なNG行動まで教えてほしい…
・夫は仕事で忙しいのに、家事育児はどうやって回そう…

頭の中は不安と疑問でいっぱいでした。急な出来事に戸惑いながら、どうにか家族で乗り越えた経験をこの記事にまとめました。


こはる
こはる

この記事はこんな人におすすめ!
・切迫早産と診断されて不安を感じている方
・安静の過ごし方がわからない方
・上の子の育児と「安静」の両立に悩んでいる方
・家事育児への葛藤で心が辛い方

切迫早産と診断されるまで

フルタイムで勤務をしていた私の、産休に入ってから出産までの流れを簡単に時系列で紹介します☺

切迫早産と診断されるまで
  • 妊娠32週
    仕事納め、産休開始!

    指折り数えて待ちに待った産休。
    やりたいことリストが渋滞していました!

  • 妊娠33週
    産休を謳歌

    ちょっと遠いパン屋さんに行く
    要らないものをメルカリで出品する
    育休中の友達と遊ぶ
    部屋中の整理整頓をする
    など、やりたいことを片っ端から実行していました。

  • 妊娠34週
    切迫早産の診断を受ける

    34週に入ってすぐ、夜中3時に重たい生理痛のような鈍痛が。
    痛みは3時間続き、翌日産院で受診
    ここで「切迫早産」と診断されました。
    張り止めの薬を処方され帰宅

  • 妊娠35週
    絶対安静

    この時赤ちゃんは推定2000gちょっと。1日でも長くお腹にいてもらえるようにひたすら横になっていました。
    薬の効果か、張りはだいぶ治まったけれど、副作用の動機や震えが辛かった。

  • 妊娠36週
    あと1週間の我慢

    太陽を浴びたい。外の空気を吸いたい。と自宅安静がきつくなってくる
    でもあと1週間、とまた指折り数えて毎日を過ごしていました。

  • 妊娠37週
    安静解除

    ついに安静解除!
    帰りに近所のコンビニに寄れたのが幸せでした^^

  • 妊娠38週
    計画分娩のため入院、出産

    計画無痛分娩予定だったので、予定していた日に無事に入院し出産。

切迫早産と診断されたときは、産休入ってすぐにアクティブに動きすぎた自分を責めてみたり、ネットで検索して「切迫早産は動きすぎが原因ではない」という一文を見て心が軽くなったり、感情が忙しかったです。

ちなみにアクティブに動いていた時のiphoneの万歩計がこちら。

切迫と診断される2日前以前

よく歩いてる(笑)

片道1時間のところにあるパン屋さんとか行っていました…。

絶対安静って?NGな行動とは?

「安静にしてくださいね」と言われても、どんな行動はOKで何がNGなのかイメージが湧かずに翌日からの生活をどう工夫すればいいのか、頭が真っ白でした。咄嗟にお医者さんに具体的な行動ベースでやっていいことダメなことを質問したので回答を載せておきます。
※あくまでも「私の場合」の回答のため参考程度にご覧ください^^

行動OK/NG医師の回答
トイレに行くOK必要最低限の生活動作のため可
保育園の送迎NG張りが起きやすい/移動NG
簡単な洗い物NG立ち仕事・家事も控えて
座ってテレビを見るNG座らずに寝て過ごして
シャワーを浴びる状況判断張りが強ければ控える
食事のため座るOK必要最低限の生活動作のため可
上の子の抱っこNG重たいものは持たないで

他にもこれってやっていいのかなという不安や疑問はありましたが、必要最低限の生活動作であればOKという判断基準で過ごすことにしていました。結果、iphoneの万歩計は全体的に白くなりおとなしくなったのがわかります(笑)

切迫と診断されてからの1週間

上の子の育児を乗り切るために工夫したこと5つ

夫と私だけであれば、家事はしなくても生きられるし「ひたすら寝てよう!」と開き直れたかもしれませんが、上の子の育児がありそうはいきませんでした。

ここでは、絶対自宅安静中の「安静」×「上の子育児」の両立をするために工夫したことを5つ紹介します!

01|上の子が不安にならないように丁寧に説明をする
02|上の子と寝ながらできる遊びを練りだす
03|上の子の送迎と家事は夫と実母を頼る
04|回らない家事は無理しない
05|休日はママ友に頼る

01|上の子が不安にならないように丁寧に説明をする

上の子が保育園から帰ってきた後、家族会議を実施しました。

目的は、ママとの時間が今までより減ってしまうけれど、赤ちゃんを守るためであって上の子への愛情に変わりがないことを理解してもらうこと。

なぜ横になっているのか、なぜ一緒にお風呂に入れないのか、なぜ一緒にお外に行けないのか、なぜ保育園の送迎ができないのか、全てのNGについて理由を説明し、お家でたくさん遊ぼうという旨を伝えました。

もうすぐ4歳になる娘、ある程度状況は理解してくれた様子でわがままを言うどころか急にお姉さんになり、協力をしてくれて…そんな姿に動けるようになったら思い切り甘えさせてあげたいと胸がきゅうっとなったことを覚えています。

02|上の子と寝ながらできる遊びを練りだす

保育園から家に帰ってきてから寝るまでや、土日の娘との過ごし方にとても悩みました。

お家の中では遊びに限界がある。
でも毎日仕事もある夫に任せるのも申し訳ない気持ちでいっぱいになり、何かできることないか、インスタグラムなどで見かけるおうち遊びを試してみていました。

03|上の子の送迎と家事は夫と実母を頼る

夫との相談の結果、私の実母にお手伝いをお願いすることにしました。家事育児の分担は大まかに以下の通りでした。

夫が主にやってくれたこと

・保育園の準備と送り
・お風呂に入れる
・寝る前の遊び
・休日にお出かけ

母が主にやってくれたこと

・保育園のお迎え
・夜ご飯を作る
・部屋の掃除
・お風呂の準備
・買い出し

状況に応じて分担してくれたこと

・朝ごはんを作る
・洗濯を回す、干す、畳む

関係性は良好とはいえ、義母と義息子という間柄で長期間同じ屋根の下で過ごすことに我慢や気疲れもあったと思います。それでも2人が快く協力してくれたことに本当に感謝しています。困ったときには頼れる人には素直に頼る。これは赤ちゃんを守るための最善の選択だったと、あの期間を経て強く感じました。

04|回らない家事は無理しない

時より母も予定があったりしてご飯の準備ができない、なんて日は「頑張らない」に徹しました。冷凍食品万歳です!!

洗濯物が多くて大変は時は「回さない」。(笑)
次の日にやるなり、もっかい着るなりしてその時の状況に合わせてできることを協力してやってくれていました。

05|休日はママ友に頼る

切迫期間中に気持ち的に1番辛かったのは、夫と上の子が2人きりで過ごす時間が長く、大変そうな夫を見ること。夫は娘を溺愛しており(笑)大好きなのですが、離れる時間がほとんどないことがどれだけ大変か、よくわかっているからこそ申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そんな時に助けてもらったのがママ友の存在でした。家族ぐるみで仲良くしてくれている友人宅にお邪魔させてもらい、楽しい時間を一緒に過ごしてくれました。


頼れる人も、頼れる手段も、ご家庭によってさまざまだと思います。それでも、ご自身の心や体が少しでも軽くなる選択肢があるなら、ぜひ手を伸ばしてみてほしいです。“頼ること”は勇気がいるけれど、でもその一歩が、思っている以上に大きな安心に繋がることがあると今回の経験を通して実感しました。

安静期間中にやってよかったこと3つ

横になるのが仕事、命を守っているから立派なこと、など素敵な言葉を見聞きはするけれど、現実的にはただひたすら横になり続けるのは罪悪感や虚しさ、焦りがあって簡単ではなかったです。

そんな時に横になりながらもできることって何だろう?と必死に考えてたどり着いた、やってよかったことを3つ紹介します!

  1. 上の子の写真整理
    • 4歳になる娘が生まれてから今日に至るまでの何千枚という写真がiphoneの中に眠っていたので、ネットでアルバムを購入し、ネットでプリントした写真を郵送してもらい、ゴロゴロしながらアルバムにしまい込みました。
    • 娘の成長をゆっくりと振り返る時間になり、沈んでいた気持ちがぱっと晴れた瞬間でした❁
  2. お金周りの整理
    • 夫婦で育休に入ることもあり、楽しみな反面経済的な不安が常に頭の片隅にあったため、現状の支出を確認し、もう少し出費を減らす、もしくは収入をあげる必要がある現実に気が付きました…。
    • 節約や貯金についての我が家の工夫についてはまた別記事にて詳細をご紹介します!
  3. オーディション番組、No No Girlsを一気見
    • 完全な娯楽ですが、これが最高でした。実母におすすめされるがまま見始めたら止まらない止まらない。安静期間中のお供でした🥺

切迫早産と向き合う日々は、体だけでなく心もすり減る時間でした。

今、不安な気持ちで過ごしている方にとって、この記事が少しでも心の支えになれば嬉しいです。無理せず、自分を責めず、大切な命とご自身を守る時間になりますように。


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