赤ちゃん返りから優しいお姉ちゃんに|2人育児で意識した4つのこと

育児

2人育児を目前にしているパパママが抱える数々の不安の中に「上の子のケア」というものは上位にくるのではないでしょうか。

悩めるママ
悩めるママ

・上の子ケアって具体的にどうしたらいいんだろう?
・赤ちゃん返りって実際どのくらい大変なんだろう?
・予防や接し方のコツとかあるのかな?

この記事では、そんな2人目の子供を迎えるパパママに向けて、我が家の上の子の赤ちゃん返りから優しさを取り戻すまでの日々や、実際にやってみた工夫など、リアルな体験談をご紹介します。

赤ちゃん返り、はじまりました

下の子が生まれてすぐ、夫と一緒にお見舞いに来てくれた日が、娘と息子の初対面となりました。妊娠中から「赤ちゃんに早く会いたい」と言ってくれていたのもあり、息子を見たときの第一声は

「あかちゃああああん!」

でした(笑)

最初は、嬉しいような、不安なような、不思議そうな…いろんな感情が混じった表情をしていた娘。でも、ミルクあげやオムツ替えを積極的にやろうとしてくれて、この時は”優しいお姉ちゃん”の片鱗が見えて安心していました。

…が、本格的な赤ちゃん返りは退院後に始まりました。

弟には変わらず優しいのですが、娘自身のわがままが加速して、手に負えない瞬間が日に日に増えていったのです。
娘の様子を具体的に挙げてみます。

・まるで天邪鬼のように、パパママが提案したことと真逆のことを言う
・いたるとこへの落書きや、ご飯で遊ぶなどやらないでほしいことをとことんやる
・いつもは言わないようなわがままを息を吐くように言う
・思い通りにいかないと、泣いて怒って、パパやママを叩く
・泣きながら自分の手を噛んでしまい、どうしていいかわからない様子

こうして振り返ると、今はだいぶ落ち着いたな~と改めて感じます。

私自身が思う赤ちゃん返りの原因としては、妊娠中に切迫早産になってしまい、1ヶ月以上、娘との時間を思うように過ごせなかったことがあると思います。

ようやく退院したと思ったら、今度は産褥期。「ママと思う存分遊べない」という状況が続いてしまい、きっと我慢の限界で感情が爆発してしまったのではないかと思っています。

退院前に、産後の身体の状態や1ヶ月ほどは前みたいに遊べないことを伝えておくべきだったなあと少し後悔…。

優しいお姉ちゃんに成長した今

退院後すぐの様子から一転し、産後3週間もすると”優しいお姉ちゃん”に切り替わっていく様子が見えてきました。心がぎゅっとするくらい、優しいなあと思った娘の言動を集めてみました❁


— 息子が泣いている時 —
「お姉ちゃんがいるからね、大丈夫だよ!(よしよし)」

— 息子の授乳中 —
「(なでなで)あとでお姉ちゃんと一緒に遊ぼうねえ!」

— 息子が空腹で泣いているのにママを独り占めしてしまった後 —
「○○くん、ごめんね。」

— 息子の顔に引っかき傷を見つけたとき —
「ここ痛そう、大丈夫?(よしよし)」

息子が泣いていると耳をふさいで「うるさああい!」と怒ることもしばしばありますが、覚悟していたような、いわゆる壮絶な赤ちゃん返りというものはなく、振り返ってみると、”退院直後だけ不安定だったな~”という様子でした。

上の子が下の子に優しくなった秘訣4選

「優しくなる秘訣」なんて書いていますが、以下の4つを試したからといって必ずしも優しくなるとは限りません。きっと子供ひとりひとり、心が落ち着ける方法は違うはず。

あくまでも”我が家の場合”の参考例でしかありませんが、上の子のケアで困っているパパママの手助けになるきっかけになると嬉しいです^^

我が家で試した上の子が下の子を受け入れるための準備と工夫

|☝ 産前から「赤ちゃんを迎えることが楽しみ」という感情を一緒に作る

・妊娠発覚から本人に伝える前の間、周囲に兄弟がいるお友達について、「お家でもお友達と遊ぶみたいに過ごせるの楽しくていいね~」などポジティブに話す。
・本人に妊娠を伝えた後は「一緒にお手て繋いでお散歩できる日が楽しみだね~」など具体的に一緒にできることを楽しそうに伝える。

|☝産後は可能な範囲で上の子を優先する

・息子が泣いていても授乳のタイミング以外すぐには対応せず、娘が「泣いてるよ」など声をかけてくれたタイミングで「様子見に行こうか!」と一緒にお世話をする
・息子があまりにも泣いている場合、「ずっと泣いてて悲しそうだから、一緒に助けに行かない?」と声をかける

とにかく、下の子のお世話は本人が希望すれば一緒にやる、ということを心掛けていました。

|☝上の子の感情や気持ちを受け止める

どんなに気を付けても、工夫をしても「寂しい」という感情を一切抱かせないなんてことは難しいと思います。なので少しでも表情が曇っていたり、感情が爆発して泣いている時にはとにかく共感をするようにしています。

私がよくやる声かけは、以下のような流れです。


共感

一緒にいられない理由を伝える

どれくらいの時間、息子のお世話にかかるのかを可視化する

あとで一緒に遊ぶお約束をする

例えば、
「ママと一緒にいたかったのに寂しかったよね。でも今、○○(息子)くんはお腹がペコペコでおっぱい飲まないと元気なくなっちゃうんだ~。だから15分だけご飯あげてきていいかな?(タイマーを設定して15分ってどれくらいかを可視化する)終わったらいーーっぱい遊ぼうね!!」
というような具合です。

パパやママは自分の気持ちをわかってくれているという安心感をまず持つことで、娘の心に余裕が出てきて、下の子への優しさとか、そういったものが持てるのではないかなと信じて接しています。

|☝”無条件の大好き”を毎日伝える

子供が成長するにつれて、「条件付き」の愛情表現が増えていくと思います。

例えば、
・自分で靴が履けたから偉いね!
・おもちゃをお片付けして偉いね!
など…

産まれたばかりの頃は生きているだけで「可愛いね~!目があいたね~!」などなんでも注目してもらえていたのにも関わらず、大きくなると何かを頑張らないとパパママが喜んでくれない、褒めてくれないという状況になってきますよね。

“何も頑張らなくたって娘という存在が大好きで大切”ということを常に伝えていくことで、娘の安心に繋がるといいなと思っています^^

上の子ファーストについて思うこと

産前に一番心配だったのは、「上の子のケア、ちゃんとできるかな…?」でした。

不安解消のために、2人以上を育てるママ友に接し方の工夫などをいろいろ聞いて回ったのですが、みんな口を揃えて言っていたのが、

「上の子ファーストが大事だよ」

という言葉でした。
でもそのあとに必ず続いたのが、

「でも、実際はいつでも上の子を優先できるわけじゃないんだよね」

というリアルな声。

下の子だってお腹が空くし、泣いていたら抱っこをしてあげたい。だからこそ、”いつでも”上の子を優先するのは、現実的になかなか難しいんですよね。

産後1ヶ月半が経つ今、私が感じているのは、
“完璧な上の子ファーストを目指すよりも、親子でちょうどいいバランスを見つけていけたらいいな”
ということ。

寂しい気持ちはどんなに工夫したって出てくるもの。
でもその感情とどう向き合うか、どんな風に寄り添うかが大切なんじゃないかなと感じています。

上の子にとって安心できる言葉や関わり方は、その子によってきっと違うはず。
だからこそ、「我が家なりの安心」を、子どもと一緒に探していく——
そんなスタンスで、これからも向き合っていけたらいいなと思っています^^


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