ヘルメット治療体験記|自宅ケアの効果とヘルメット治療を決断するまで

ヘルメット治療

生後4ヶ月になる息子、頭の形を強制するヘルメット治療を開始することになりました。

ヘルメット治療を決断するまでに、

“息子の状態は軽度~重症だとどのあたりなんだろう?”
“治療をしないとどんな影響が出るんだろう?”
“治療せずに自然と形が整う可能性もあるのかな?”
“治療をする場合の流れや費用はどうなるんだろう?”

などなど気になることがわらわらとありました🤔

この記事では、息子の頭の形の写真やCTスキャンの診断結果のデータを元に、息子の状況を詳細にお伝えし、今後の治療についてつづっていきます。

治療の経過については月に1回ほどのペースで更新ができればと考えています❁

自宅でできる頭の形対策とその効果とは?

生後1週間くらいからすでに向き癖があった息子。

いっっっつも右を向きます。
看護師さん曰く、お腹の中でよく向いていた向きだから安心するそうです。(なんか可愛い)

向き癖が原因で右側の頭がだんだんと平らになっていくのを日々心配していました。

1ヶ月検診のタイミングで軽く相談をしてみたところ、

小児科医
小児科医

身体の右側にタオルを挟むなどして、右側を向けないように強制してあげるといいですよ!

とのアドバイスをいただき、早速実践しました!

こんな感じにタオルを長細く折りたたみ、向いてしまう方の背中にタオルを挟むと、タオルがある方向には向きづらくなるとのことでした。

結果はいかに…。

右を向く…😭😭😭

右向きになっているのを発見する度に、頭を左向きにしていました。

めげずに毎日毎日左を向くように頭を動かしていましたが、息子の右が安心する気持ちが強すぎるのか、どうしても右を向いてしまい、日に日に右側の平ら具合がひどくなっていきました。

ヘルメット治療ってどんな場合にやった方がいいの?

ヘルメット治療の必要性判断基準とは?

頭の形をCT撮影し、ゆがみを数値化したうえで重症度を診断。
正常、軽度、中等症、重度、最重度の中で重度以上の場合には治療なしに自然に頭の形がきれいになる事例が少ないため、治療を勧めるケースが増えるそう。

息子の場合のCT撮影の様子から、診断結果を頭の画像付きでご紹介します。

生後4ヶ月目前の息子の頭の状態はこんな感じでした。

右側が平になり、かなり歪んでいますよね。

これくらいになると「重症」という判断になるようです。

ちょうど3回目の予防接種があり、頭の形外来もやっているかかりつけの小児科に行ったので、相談をした時の様子を詳細に書きます👀

こはる
こはる

頭の形が気になっていて…(頭を見せる)

小児科医
小児科医

確かに右側がだいぶ平らになってきていますね…!
治療が必要かどうかを判断するためにも、CT撮影をして具体的な状態を見てみますか?

い、いいんですか??

(本来は予約が必要なのに、たまたま時間があって診てくれました😭ありがたい)

この後、CT検査の結果を受けて、その場で夫と相談をしてヘルメット治療の開始を決めたため、CT撮影から今後の動きについての詳細を順にお伝えします❁


<CT撮影から今後の流れについて>

01|撮影
印が付いているストッキングのような帽子を被った状態で膝に座り、360°撮影をする
(ストッキング姿、かわいかった)

CT撮影の様子

📝撮影時間は10分ほど。機嫌が悪いタイミングだと大変かも

02|待ち時間
撮影から画像処理まで20~30分待つ

📝時間に余裕がある時がおすすめ
📝ミルクや授乳のタイミングも考えた方がいい

03|結果伝達
絶壁度は正常の範囲内との診断。傾斜度というものが重症の診断
(白い丸が付いているところですね)

📝画像の緑の範囲が正常。ピンクが濃くなるほど重症度があがる
📝中等症くらいまでは、治療した場合としない場合で将来的に大きな差がない
📝重症に入ってくると、治療をした場合としない場合で将来的に差が出てくる

04|ヘルメットを決める
説明を受け、治療をすることが決まったら多種類ある中からヘルメットを決める

05|今後の方針伝達
ヘルメットが小児科に届くのが5営業日ほどということで、受け取りの日程や装着開始からの経過を見る日程などを決める


こんな流れでした!

この日、CT撮影から重症度の具体的な診断までしてもらえると思っていなかったので、治療を開始するつもりではなかったのですが、次の章でご紹介するメリットデメリットなどを考えた上で、夫とその場で治療開始を決断しました!

判断材料になる!ヘルメット治療のメリットデメリット

ヘルメット治療をするかどうかを判断する要素は重症度以外にも多数あると思います👀

ここでは、小児科の先生に聞いたことを元に整理したメリットデメリットをお伝えしながら、我が家でヘルメット治療を決意した具体的な理由をつづります。


  • メリット
    • 将来、悩みの種となりうる外見上の問題を解決できる
      • 好きな髪形にしたり、日々の生活の中で息子の悩みになりうるものを解消したい
    • 生活に支障がでる可能性のある問題を解決できる
      • 耳の位置の左右差が出て、メガネがうまくかけられない可能性がある
      • 帽子の形と合わず、被れる帽子に制限がかかる可能性がある
      • 歯の嚙み合わせが悪くなる可能性がある
    • 後悔をしないで済む
      • 息子が少し大きくなってから、”やっておけば良かった…”という後悔だけはしたくないという想いがあった
    • 将来起こりうる病気を防ぐことができる
      • かなり稀なケースではあるものの、頭の形が正常でないことが原因で起こる病気の可能性も否定はできない
  • デメリット
    • 費用
      • 300,000~500,000円が相場で高い
    • 赤ちゃんがヘルメットを嫌がる可能性がある
      • 突然のヘルメットに違和感があり、嫌がったり、眠れなくなったりする可能性があるそう(コワイ)

要するに、ヘルメット治療をせずに頭が歪んでいても、健康上の問題が起きる可能性は限りなく低いが、外見上の懸念や生活に多少の支障をきたす可能性がある

という感じでした。

夫婦間では、”あの時やっていれば、と後悔したくない”という想いからヘルメット治療開始の決断に至りました。

ヘルメット治療の疑問解消Q&A

最後に、ヘルメット治療について私が気になっていた疑問を小児科の先生に解消してもらったので、Q&Aの形で残します☺


Q
ヘルメット治療の費用は?
A

300,000~500,000円が相場。
今回の場合は330,000円でヘルメット発注から経過観察のためのCT撮影や診察代も全て込みというお値段でした。(タ、タカイ)

Q
治療の期間は?
A

3~5ヶ月ほど。開始時期や経過の状態によって変動がある。

Q
何歳までに治療を開始しないと手遅れになる?
A

7ヶ月頃が目安。早く開始をするほど治療期間も短くなる傾向にあるそう。

Q
CT撮影って赤ちゃんに負担ない?
A

パパママの膝の上に座って、大きめのカメラのようなもので撮影をするので、身体的にも精神的にも負担はない。撮影の様子はこちらをご参照ください!

Q
自宅でできる対策はないの?
A

うつ伏せにしたり、向き癖がある方とは逆側を向けるなど、できることはありますが、我が家の場合は効果が見られませんでした。

Q
ヘルメット治療ってどうして高額なの?
A

保険適用外のため

Q
治療しないで放っておくとどうなるの?
A

健康上の問題は起きる可能性が低いが、耳の高さに左右差がでたり、嚙み合わせが悪くなる可能性がある。外見上の懸念から当人の生活に何らかの制限がかかる可能性がある(好きな髪形にしづらいなど)


ヘルメット治療は費用面での懸念や、”かわいそう”という声を聞いたこともあり、簡単に治療を決断できるものではないし、治療ができる期間も限られていて焦ってしまいますよね🥺

お住まいの地域にもよると思いますが、CT撮影や初回の相談を受けている外来はちらほらあるようなので、まずは具体的な数値で頭の状態を確認してもらうことをおすすめします!

自宅ケアで治りそうな範囲か、そうでないのかがわかることで、思い切ってヘルメット治療に踏み切れたり、逆に「あ、案外治療の必要がなさそう!」と安心に繋がるかなと思います❁

息子のヘルメットは発注途中のため、来週から装着が開始となります。

装着後のトラブルや生活の変化、そしてもちろん、頭の経過などを定期的に更新できればと思っています

最後までありがとうございました。


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