“母乳は最適な栄養源であり、赤ちゃんの病気リスクを減らす効果がある”
ネットや育児書、テレビなど様々な場面で見聞きするようなフレーズですよね。
でも、ママの身体の状態や、家庭環境などの理由で母乳育児が難しい場合もあると思います。
そんな時に、母乳じゃない選択を取ってもいいのかな?と疑問や不安を抱く方は少なくないはず。
私自身、「1人目は完母、2人目は混合→ほぼミルク」という方法で育児をしており、2人目でミルクを取り入れる前に、栄養士さんに栄養素について質問をしたり、本当にいいのかな?と何度か立ち止まったことがありました。
背景は違くても、同じ悩みを抱えるママさんが、それぞれの授乳方法のメリットデメリットを知った上で、ご自身の家庭や状況にあった育児方法を選択をすることができると嬉しいなと思います☺
完母・混合・ミルク育児のメリットデメリット
まずは、全ての方法を経験した私が思う、各授乳方法のメリットデメリットを表にしてみました👀
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
完全 母乳 | ・栄養バランスが理想的 ・免役力アップが期待できる ・ミルク代がかからず経済的 ・スキンシップが増える | ・夜間授乳で寝不足になる ・授乳間隔がなかなかあかない ・人に預けづらい (2~3時間離れるのが限界) ・授乳場所が限られる (探すのが大変) |
混合 育児 | ・母乳・ミルクの良さを活かせる ・ママ以外の人が授乳できる ・↑のおかげでママが休める | ・母乳とミルクのバランスが難しい ・ミルク量が多いと母乳が出づらくなる ・ミルク代がかかる ・外出時に荷物が増える ・哺乳瓶を洗う手間がある |
ミルク 育児 | ・ママ以外の人が授乳できる ・授乳間隔があきやすい ・目盛があるので授乳量が明確 ・夜間によく寝る子が多い印象 ・外出がしやすくリフレッシュできる ・栄養が母乳に近い商品がたくさんある | ・ミルク代がかかる ・外出時荷物が増える ・哺乳瓶を洗う手間がある ・「母乳じゃない」ことで傷つく場合がある |
表の中でも特に声を大にしてお伝えしたいのは…
完母は寝不足で頭がおかしくなるかと思ったああああ
ということです。
きっと完母でも授乳間隔が安定して生後3ヶ月頃から夜間少しずつ寝られているよ~という方もいらっしゃると思います。
でもでも、
私が今までお話ししたことのあるママさんたち(少なくとも20人はいるはず🤔)が口を揃えて言うのは、“ミルク育児はよく寝て、母乳育児はよく起きる”
です。
我が子で比較をしても、完母だった娘は1~3時間に1回起きていたのに対して、ほぼミルクの息子は生後3ヶ月にして夜間10時間ほど、まあよく寝ます。
授乳方法と睡眠時間の因果関係について、明確なことはわかりませんが、そういう傾向にはあるんじゃないかな~と思っています。
ちなみにミルク育児をしていて声を大にして言いたいことはですね、
ミルク代馬鹿にならないぞ~~~!
ということです。
母乳はお財布に優しかったです😂
完母と混合育児の1日の比較
実際に、完母と混合育児でどれくらい生活に違いが出るのか、タイムラインにて比較をしてみました!
完母と混合育児の1日の比較
※生後3ヶ月頃
- 7:00授乳
・母乳にて授乳
・授乳しながら朝食
・授乳クッションの上で朝寝 - 8:00遊び
・手遊びや声かけ
- 9:00授乳
・母乳にて授乳
・少し経って泣いたら抱っこ紐にて寝かしつけ - 11:00授乳
・母乳にて授乳
- 12:00遊び
・おもちゃなど
- 13:00お昼寝
・抱っこ紐で寝かしつけ
・次の授乳までそのまま抱っこ
・この間に家事 - 14:00授乳
・母乳にて授乳
- 15:00お散歩
・近所を抱っこ紐でお散歩
(ベビーカーは泣く) - 16:00沐浴
・沐浴後、母乳にて授乳
- 17:00夕寝
・抱っこ紐で寝る
・前日夜に仕込んだ晩御飯を温めて食べる - 18:00授乳
・母乳にて授乳
- 19:00寝かしつけ
・抱っこ紐に入れて家中を歩き回る
・30分~1時間後就寝 - 22:00授乳
・母乳にて授乳
・そのまま寝たり寝なかったり - 2:00授乳
・母乳にて授乳
・そのまま寝たり寝なかったり - 3:00寝かしつけ
・抱っこにて寝かしつけ
・30分~1時間後就寝 - 5:00授乳
・母乳にて授乳
・そのまま寝たり寝なかったり
※生後3ヶ月頃
- 7:00授乳
・基本母乳で授乳
・寝不足や上の子が泣いている場合はパパがミルク
・飲んだらベッドで朝寝
・寝ている間に家事 - 9:00遊び
・絵本や手遊び
- 10:00~11:00授乳
・ミルクか母乳で授乳
・そのままベッドで午前寝
・その間に副業や家事、休憩 - 12:00お出かけ
・ベビーカーで電車に乗っておでかけなど
・パパや友人とランチなど - 13:00~14:00授乳
・外出先ではミルク
- 15:00お昼寝
・外出:ベビーカーで寝る
・自宅:セルフねんね
・この隙に夜ご飯準備 - 16:00沐浴
- 17:00授乳
・ミルクか母乳で授乳
・授乳前後に夕ご飯 - 18:00夕寝
- 19:00遊び
- 20:00授乳/就寝
・ミルクで授乳
・授乳後ベッドでセルフねんね
・このまま朝まで睡眠
タイムラインの長さから、母乳育児の授乳回数の多さが目立ちますね…🤔
ママの睡眠時間や自由時間など、どれほど変化があったのか、表にもしてみました!
項目 | 母乳育児 | 混合育児 |
---|---|---|
授乳回数 | 9回 | 5回 |
ママの睡眠時間 | 細切れで5時間ほど | 通しで8時間 |
寝かしつけ方法 | ・抱っこ紐でゆらゆら ・授乳後クッションの上でそのまま寝る | ・外出先でベビーカーで寝る ・自宅にてセルフねんね |
ママの自由時間 | ほぼなし 夫にお願いしたら2時間ほど | 平均4時間 |
ママの自由時間、ほぼなしって…!
信じてください。盛っていないんです。
母乳育児の時は、授乳回数が多い上に寝かしつけが大変で、抱っこ紐に入れて寝かした後、次の授乳まで抱っこ紐に入れたままなんて日常茶飯事でした😂
そうすると自由に動ける時間が本当になくて…。
コンビニにちょっとお散歩に行けるのがどれだけ嬉しかったか…。
これだけ頻回に授乳が必要になると、遠くのお出かけをするのにはパワーが必要だったことを覚えています👀
混合育児にして気持ちが楽になった話
こうして表やタイムラインにまとめると、母乳育児の方がママの負担が大きくなる傾向にあるにも関わらず、ミルクを取り入れるのを躊躇していた理由があります。
- 栄養バランスに問題がないか心配
- 子供の成長や健康上、母乳育児を諦めるのはよくないのかな…?
- 愛着形成が促せなくならないか心配
- 母乳で触れ合いながらの授乳が赤ちゃんにいいとか聞くし…。
この2つでした。
この心配事さえ解消できれば、心置きなくミルクを取り入れられる!
ということで、入院中に助産師さん、栄養士さんにいろいろとお話を聞いたのでシェアします❁

できれば混合かミルク育児にしたいのですが、母乳から得られる栄養素と大きな違いはありますか?

今のミルクは限りなく母乳に近いから、ミルクだからって成長や健康面で不利に働くことはないから安心してね。でも1つだけ、生後すぐから2週間くらいまでの初乳は赤ちゃんに必要な成分がたくさん含まれているので、少量でもいいから飲めるといいかな。
な、なるほど!
なんだろう。
ネットでも見る回答な気はするけど、目の前にいる栄養士さんに言ってもらえると心が軽くなる気がする…。と思っていました☺
補足情報ですが、生後半年を過ぎると、母乳から得られる鉄分などが不足してくるので、むしろミルクの栄養は赤ちゃんにとっていいとも聞きました!

ミルク育児の場合、赤ちゃんとのスキンシップが減るのがよくないって聞いたのですが…どんな影響がありますか?

ミルクをあげる時に抱っこをしたり、授乳以外の時間で遊ぶことができたら、それはもう十分なスキンシップですよ☺安心してください。
そ、そうか!
スキンシップてなにも授乳時じゃないとできないわけじゃないよね。そうだよね!と納得していました。
これらの情報から、”ミルクに対する先入観”みたいなものが薄れました。
そして、最終的に混合育児に踏み切った最後の決め手は、
“育児を楽しむ余裕がほしい”
これに尽きます。
母乳育児の時に、寝不足で子供との時間をとてもじゃないけど楽しめず、とにかく早く寝てほしいと願う毎日だでした。
ミルク育児の今では、子供が起きたら「かんわいいいいい~♡」と愛でて、一緒に手遊びして、お出かけして…と育児を楽しめている自分がいます。
ここまでで、「母乳育児=寝不足で自由時間が少なく大変」「ミルク育児=よく寝られて自分時間も取れて心に余裕を持てる」という構図にはなっていますが、あくまで私の体験ベースでのお話のため、そういう傾向にはあるんだな、とか、そういう人もいるんだな、という感覚で参考にしていただければ幸いです^^
最後までありがとうございました!
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